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女性のための「身体教養のススメ」~Botaniaにむけて~

2:身体教養

私のそれは失敗談ではありましたが、30代から40代にかけて自分の体に起きた体験をとおして、心と体が繋がっているという実感をもったことは、「身体教養とは何か?」を考える上で、大きな糧になっています。

そして今では、「身体教養とは、身体を介して生涯育む、想念の自己管理が出来るようになるための教養」だという考えに辿りつきました。
この「想念」というものが私が体験した「心と体を繋ぐもの」であり、実は肉体の生命活動を良い方にも悪い方にも進ませる影響力をもっているということを確信しました。

人生のどの時点であれ「想念の自己管理」を修得することは、健康で幸せな生涯を完成させるための長期的な自己投資になることが予想できます。
つまり「想念の自己管理」が導く「健康な状態」は、大なり小なり世の人々が求める「成功論」と呼ばれる哲学的試みの第一段階と、同等の価値があるものだと考えることができるのです。


もう一つ、「想念の自己管理」を修得することは、宗教的修行課題の前段階でもあるといえます。
勿論、それ自体が宗教といえるものではありませんが、悟りを求めて修行するための準備段階として、時代や洋の東西を超えて、宗教的指導には「想念の自己管理」といえる初歩的な取り組みがあります。


人々の生活から宗教的な風習が薄れてきているように見える現代であっても、私たちは自然な自発的ニーズとして、素直で穏やかな自分自身を取り戻したいという気持ちを抱きます。そして、不思議と宗教的な精妙な霊域や自然に溢れた豊かな空間に、自分をゆだねに出かけます。
例えば現代的には、メディテーションなどの時間をとることや、リトリートなどの空間で過ごすことなどに共通するものではないでしょうか。

この「素直で穏やかな自分自身」を復元させるための要が「想念の自己管理」であり、
そのための身体教養のひとつである「息」の実習として「ボタニア・ブレス」を提案しています。


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by k56422 | 2022-07-17 22:53 | 身体教養・旧版 | Comments(0)