人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ブログトップ

女性のための「身体教養のススメ」~Botaniaにむけて~

13: 昭和の剣聖・持田盛二氏5~遺訓~

「剣聖・持田盛二氏の遺訓」というものに出会えたのは、このブログを書こうとしてからでした。

なにより中学の頃の記憶しかもたない私です。剣聖について少しでも知りたいと書籍を探しましたが、絶版のうえ中古市場にも現在の取り扱いが見られず、わずかですがネット検索でこの「遺訓」を見つけました。たぶん、本来の遺訓を現代語に訳したものと思いますが、以下「遺訓」を共有させて頂きます。

******
剣聖・持田盛二氏の遺訓

私は剣道の「基礎」を体で覚えるのに五十年かかった。
私の剣道は五十を過ぎてから本当の修行に入った。
「心」で剣道しようとしたからである。

六十歳になると足腰が弱くなる。
この弱さを補うのは「心」である。
「心」を動かして弱点を強くするように努めた。

七十歳になると身体全体が弱くなる。
こんどは「心を動かさない」修行をした。
心が動かなくなれば、相手の心がこちらの鏡に映ってくる。
「心を静かに動かされないよう」努めた。

八十歳になると「心」は動かなくなった。
だが時々雑念が入る。
「心」の中に雑念を入れないように修行している。
******

<晩年の剣聖と稽古をされた方の話>には「『(持田)先生は、いくつぐらいの時期が一番強かったですか?』とお聞きしたところ、持田先生は『今が一番強いです。』とおっしゃった。」と紹介されていました。

中学生の私が出会えたのは、その最晩年に「心に雑念を入れないように修行している」剣聖でいらしたのだと、改めて胸が熱くなりました。




名前
URL
削除用パスワード
by k56422 | 2022-08-30 18:29 | 身体教養・リニューアル版 | Comments(0)