London Bridge is Down ～19日エリザベス二世・国葬によせて～

♪ロンドン橋　落ちた　落ちた　落ちた♪

子供の遊び歌で、意味も分からずに歌ったことがありました。

「London Bridge 」は正式な「エリザベス２世のコードネーム」で、「London Bridge is Down」は、オーストラリア・カナダなどを含む１５カ国英連邦王国の女王崩御の暗号でした。（2022.09.08イギリス時間　96歳　在位70年）

・・・・・

＜エリザベス２世の言葉＞

「憎むことや破壊することは、いつの時代でも簡単です。

憎むのではなく”大切にし”、壊すのではなく”築く”ことは、はるかに難しい。」

「私はあなた方を戦争に導くことはできません。法律を与えることも、正義を行うこともできません。しかし、それ以外のことはできます。私は、私の心と献身を、この古い島国と兄弟関係にあるすべての国民に与えることができます。」

＜イギリスのコラムニストの言葉＞

エリザベスは単なる国家元首ではありません。

彼女はその生涯を分裂する社会における”統合者”として、私たちの”国家意識を代弁するもの”として過ごしました。国のために尽くした後、彼女は心から愛される「国民の母」となったのです。単なる女王ではないのです。

・・・・・・・

映画『クイーン』は、チャールズ新国王・元妃ダイアナが事故死した日から１週間にわたるエリザベス女王の苦悩と試練の実話を描いた作品です。狩猟で追い込まれる”見事な牡鹿”の姿に自らを重ねる女王の悲しみと、ヘレン・ミレンの名演が忘れられません。

心から女王のご冥福をお祈り致します。