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女性のための「身体教養のススメ」~Botaniaにむけて~

33: 虹の発つ小屋 ~ボルダーの街で~

『ファブル』という漫画原作映画がありますが、このfable(寓話・神話・伝説)という語源からファビュラス fabulous(信じがたいほどの、とても素晴らしい)という言葉ができたそうです。そんな虹の光景を見たことがあります。

ボルダーは乾燥した気候ですが、山岳地帯のせいか、傘も要らない短い雨がよく降りました。そのお陰で大きな虹を幾度も見ることがあり、その度に、私たちは祝福されているような嬉しい気持ちになっていました。その中でも「虹の発つ小屋」は、この世の経験ではないような気がするほどです。
小恍惚感。そう思える体験でした。

どんなに素晴らしい経験だったかを文章に書こうとしますが、できません。心の中には確かに記憶しているのですが、結局表現できません。

「不立文字 フリュウモンジ」最も伝えたいことは、文字にできないことだといいます。
肉体をもってこの世にある時に”身をもって経験する”ことの意味は、本来あの世に帰還しなければ、正しく理解することが難しいことなのでしょう。
それでも人は、「肉体をもたなければできない多くの経験をとおして成長することを期待して、この世に生まれてくるのだ」と、あの世の霊人たちは語ります。

たった小さな虹の体験にも、きっと意味があったことを、いつかあの世で気付けることを楽しみにしています。

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by k56422 | 2022-10-03 01:28 | 身体教養・リニューアル版 | Comments(0)