2022年 11月 18日
49:からだはアパートではありません。~3~
左股関節のあたりに、20~30センチほどのアボガドのような”ルーム”がある。と具体的に思うようになったのは、40代になってからでした。
その前の30代中盤には、私の体は様々な痛みや苦しみを訴え続けてきて、次から次に追い立ててくるような切迫感を内心で感じていました。
「もしこのまま悪くなり続けたら・・」と思考は暗くなる一方でしたが、幸いにも二人の子供の成長と主人の存在が、私の負けじ魂にエールを送ってくれていました。
そのお陰で、結局30代の終盤には「暗い女」で居続けることが出来なくなっていました。
そうした経緯があった後に、左股関節の異様な空間感覚に気付くようになったのです。
けれどもその空間は、ほんとうにアボガドのような固い皮に包まれていて、中を探ることも、かといって取り出すこともできない存在に感じられました。
ただ分かることは、「このままではいけない」。
「なんとかしなくちゃいけない」ということでした。
~つづく~
by k56422
| 2022-11-18 00:08
| 身体教養・リニューアル版
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